バカなリズムで殺人日記 作 庵目あみ

よくわからない方向性に曲がるブログ

バカなリズムで殺人日記③

 

バカなリズムで殺人日記③【R15】

 

 

ふたりを殺してから3日目

今日は身体が重たくて

朝、目が覚めたら

 

殺した女ふたりがそこにいた

寝ている俺を上から覗き見ていた

 

「うお!」っと思った吾輩は

固まって動けない

 

朝から美女がいたら最高だろうと思うだろうが

そんなんじゃない

死に顔とボサボサのあの感じ

そしてふたりは吾輩になにか言おうとモゴモゴしたが

吾輩が二人目に詰めた枕の羽毛が口から血と混じって

湧き出て羽毛が吾輩の顔に落ちてくる

「手品師か!!」

そう吾輩はツッコンでガバッと起きてふたりをつかもうとすると

そこにふたりはいなかった

 

 

「あ、あれ?」

気づけば手足も身体も嫌な汗でびっしょりだった吾輩は

朝から風呂に入ることにした

蛇口を捻ると大量の血とウジ虫が噴き出してきた

 

「う、うわ!!うわぁぁ!!」

吾輩は足をぴょこぴょことあげて逃げ回る

 

部屋から殺虫スプレーを持ってきて風呂場に行き虫を

殺そうとすると

そこに虫はいなかった

血が出る蛇口からも透明の水が出ていた

 

「あ、あれ?」

吾輩は目をこすってみたが

やはり出ていたのは

透明の水だった

 

 

 

その時だった

スマホの着信がなった

その音にビクッと驚いて

スマホを恐る恐るのぞく

非通知だろうか?呪いの電話だろうか?

そのことが頭をよぎり

スマホを見ると

先輩だった。

 

一日目の女を脅そうぜといった先輩だった

なんだろうか?

「もしもし」

吾輩は電話に出た

「ふみこが死んだらしい」

「え?ふみこって誰っすか?」

「ふみこってこの前飲み会で話した女だよ」

「あーあー」

あの女はふみこというらしい

 

「俺、警察に呼ばれたんだよ」

「え、まじっすか?」

「殺されたらしい」

「・・・まじっすか!!」

吾輩は知っていたが知らないふりをした

「俺が疑われてるんだよ」

「まずっすかぁぁー?」

「今から警察に行ってくる」

「まじっすかー・・・」

 

「終わったら飲みに行かね?」

「・・・まじっすか。」

吾輩はいろいろ聞きたいことがあったので承諾した。

 

 

吾輩はスマホを切っておもった

 

やばい

 

 

いずれ吾輩が犯人だとバレてしまう

 

「いやまてまて」

吾輩は呼ばれていないが先輩は呼ばれた

「ということは・・・・

先輩が犯人だと思われている!」

吾輩はふたりを殺してしまった先輩に罪を擦り付けて

犯人にしてしまおう!と考えた

 

もともとひとりめの殺人は先輩の責任だ!そう吾輩は

自分に言い聞かせて先輩の帰宅を待つのであった

 

 

スマホを切ってみると

部屋にころしたはずのふみこが部屋にいた

右足がイカみたいにふにょふにょになりながら

へこへこふらふら吾輩の部屋を歩いて吾輩にはりついてきた

「ひいいいっ」と思ったが

吾輩は「これは幻覚だ!これは幻覚だ!」と叫んで

ふみこを部屋から消した

 

寝転がったふたりめに殺した「かや」が

さかさまブリッチをして吾輩に向かって歩いてくるが

吾輩は鉄バットで殴った

 

するとかやも消えた

 

 

吾輩は怖くなって目をつぶって布団にもぐりこんだ

 

とりえず先輩から連絡を待たないと!

なんだか疲れていた吾輩は汗をびっしょりとかきながらそのまま寝た

 

夕方になっても

夜になっても

一向に先輩から電話はなかった